裁量労働制巡り 人気グループ芸能事務所に是正勧告[2019/02/15 07:25]

 人気アーティストが所属する芸能事務所で社員への裁量労働制の適用に問題があったとして、労働基準監督署が是正勧告を行っていたことが分かりました。

 元社員の男性:「『そういう業界なんだ』と(状況を)のみ込まざるを得ず、働いていたというのがある」
 東京・渋谷区の芸能事務所「キューブ」の元社員の男性によりますと、アーティストのアシスタントマネージャーとして勤務していた際、本来なら対象とならない裁量労働制が適用されていました。上司の指示によって、最大で月200時間の違法な残業をさせられていたということです。労働基準監督署は先月、キューブに対して裁量労働制の適用は無効だとして未払いの残業代を男性に支払うよう是正勧告を行いました。キューブは「弁護士と協議をして検討している」とコメントしています。

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