警視庁がサイバー攻撃に対する訓練を公開[2019/03/01 00:04]

 警視庁がサイバー攻撃に対する訓練を公開し、初動対応の重要性や注意喚起を呼び掛けました。

 警察庁によりますと、メールに添付したファイルを開かせてウイルスに感染させる、いわゆる「標的型メール」は去年の上半期だけで全国で2578件発生し、前の年の同じ時期と比べて2000件近く増加しています。これを受け、警視庁のサイバー犯罪対策課などがサイバー攻撃への初動対応の重要性や注意喚起を促すために合同訓練を公開しました。訓練は、金融機関のパソコンが標的型メールを開いたことによってウイルス感染し、情報流出の可能性が出た想定で行われました。金融機関への聞き取りから始まり、パソコンの解析を行うなど被害の収束や感染の拡大防止に向けた手順を確認しました。警視庁は、不審なメールは安易に開かないよう注意を呼び掛けています。

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