籠池氏「法廷できっちり話す」夫妻の初公判前に心境[2019/03/06 11:51]

 学校法人「森友学園」を巡る補助金詐欺事件の裁判が6日午後、大阪地裁で始まります。籠池被告側は起訴内容の大半について無罪を主張する方針です。

 (辻村周次郎記者報告)
 おととしの逮捕以来、ようやく始まる裁判を前に籠池被告は朝、「竜が立ちのぼる気持ち」とその心境を語りました。
 籠池泰典被告(66):「どうして300日の勾留になったかというところに(すべてが)集約されると思うが、そのことをきょうは法廷のなかできっちりお話ししていきたい」
 起訴状などによりますと、学園の前の理事長・籠池被告と妻の諄子被告(62)は、大阪府豊中市に開校を目指した小学校の建設工事などを巡って国や大阪府などから合わせて1億7000万円余りの補助金をだまし取った罪に問われています。裁判の大きな争点は「だます意図」があったかどうかで、弁護側が大半について無罪を主張する方針である一方、検察側は関係者ら19人の証人尋問などをもとに反論する展開となりそうです。一連の問題を「国策捜査」だとして政権批判を繰り返してきた籠池夫妻が法廷で何を語るのか。初公判は午後2時からです。

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