社会

2019年3月7日 18:38

標的型のメール攻撃が急増 警察庁が注意呼びかけ

2019年3月7日 18:38

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 去年1年間に全国の警察が摘発したサイバー犯罪が9000件を超え、過去最多になったことが分かりました。企業の情報などが盗まれる標的型のメール攻撃が急激に増えていて、警察庁は注意を呼び掛けています。

 警察庁によりますと、去年、全国で摘発されたサイバー犯罪は前の年より26件増えて9040件で、過去最多となりました。企業の情報などを盗む「標的型メール攻撃」が2014年の1723件から増え続けていて、去年は6740件に上りました。送られてくるメールには、市販のウイルス対策ソフトでは検知できない不正なプログラムが添付されているということです。また、メールは実際の業務に関連した内容を装っていて、受け取った側は疑わずにメールを開いてしまうということです。警察庁は、犯人が相手のことを念入りに調べたうえでメールを送り付けている可能性があるとして注意を呼び掛けています。

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