退位に関する儀式の詳細決定[2019/03/08 20:54]

 宮内庁では代替わりに伴う「大礼委員会」が開かれ、12日から始まる一連の退位に関する儀式の詳細などを決めました。

 8日午後、宮内庁では第5回の大礼委員会が開かれました。天皇陛下の退位にあたり、最初の宮中祭祀(さいし)として12日に行われる「賢所に退位及びその期日奉告の儀」などの式次第が決まりました。陛下は賢所や皇霊殿などの宮中三殿に退位されることやその期日が4月30日であることを告げられます。天皇の退位は現行憲法下では初めてで、宮内庁は陛下が即位された際の儀式などを参考に「粛々と静かに執り行うことを基本として立案した」と説明しています。宮中祭祀に関わる経費は陛下と相談し、天皇家の私的生活費「内廷費」から支出することに決めました。委員会では4月23日に陛下が皇后さまとともに昭和天皇陵を参拝し、退位することを告げる儀式を行うことも決まりました。

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