汚染水増加“打つ手なし”福島第一原発事故から8年[2019/03/10 11:49]

 東日本大震災から11日で8年です。福島第一原発では今も大量の汚染水が発生し、それをためるタンクが増え続けています。しかし、処分のめどは立っていません。

 地下水などが原子炉建屋に入り、メルトダウンした燃料と触れることで発生する汚染水。浄化しても放射性物質「トリチウム」が残ります。
 原子力規制委員会・更田豊志委員長:「規制委員会は一貫して希釈して海洋放出するのが最も現実的な選択肢であると申し上げています」
 原子力規制委員会はトリチウムが残った水を薄めて海に捨てても環境に影響はないと再三指摘しています。汚染水をためたタンクは962基、総量は110万トンを超えました。
 福島第一廃炉推進カンパニー・小野明プレジデント:「国の方からきちんとした方向性を出してもらうのが流れかなと」
 処分方法について、東京電力は国の結論待ちですが、国の議論も進みません。来年12月には敷地内にタンクを置くスペースがほぼなくなります。そのタンクも2023年には満杯になるとみられ、ため続けることの限界が近付いています。