地下鉄サリン事件の遺族 死刑執行の情報開示を[2019/03/13 20:17]

 オウム真理教による地下鉄サリン事件で夫を亡くした高橋シズヱさんが山下法務大臣と面会し、死刑執行についての情報公開を求めました。

 「地下鉄サリン事件被害者の会」の代表世話人で、夫を亡くした高橋シズヱさんらは13日午後、山下法務大臣と面会しました。高橋さんは去年7月にオウム事件で13人が死刑の執行がされ、執行後に被害者らに連絡があったことについて感謝を述べました。そのうえで、情報公開請求した死刑に関する行政資料はほぼ黒塗りで詳細を知ることができないとして、死刑執行の情報の公開を求めました。山下法務大臣は「死刑執行に関する情報をどう取り扱うかは様々、考えなければならないことがあり、今後の検討にします」と答えました。面会の後、高橋さんは記者会見で「死刑執行が正当に行われたかの判断基準にもならないので、情報開示をお願いした」と話しました。

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