リュウグウに“太古の水” 鉱物から水の成分を発見[2019/03/20 10:31]

 探査機「はやぶさ2」が先月、着陸に成功した小惑星「リュウグウ」に「太古の水」が存在していたことが明らかになりました。

 リュウグウは地球から約3億キロ離れた小惑星です。JAXA(宇宙航空研究開発機構)によりますと、はやぶさ2は2カ月にわたってリュウグウの表面に赤外線を当て、岩石の成分を調査してきました。その結果、水の成分を含む鉱物が存在していることが分かったということです。リュウグウは約46億年前に天体同士が衝突した結果、でき上がった小惑星とみられ、水の成分はこの際にもたらされた可能性があります。はやぶさ2は先月にリュウグウの着陸に成功し、地表の砂などを採取したとみられていて、このサンプルが地球の水の起源に迫る重要な手掛かりになりそうです。

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