最高裁の宇賀判事が就任会見 「全力を尽くしたい」[2019/03/20 23:43]

 最高裁の判事に就任した宇賀克也氏(63)が会見を開き、「一つひとつの事件に真摯に向き合い、真剣に考えて妥当な結論を導けるように全力を尽くしたい」と抱負を述べました。

 東京大学大学院法学政治学研究科の宇賀教授は、19日で定年退官した岡部喜代子判事の後任として20日付で最高裁の判事に就任しました。就任にあたって会見を開いた宇賀氏は「最高裁の判断が社会に及ぼす影響の大きさは十分、承知している。今度は私自身が最高裁の判決、決定に関与する立場となるので、責任の重さに身の引き締まる思い」と語りました。今後の課題については「もっと多くの弁護士が国や地方公共団体の法務の仕事に常勤職員として携わって頂くことが法の支配の実現に寄与する」と述べました。宇賀氏は1978年に東大法学部を卒業後、東大法学部で助教授などを務め、1994年に教授に就任しました。行政法が専門で内閣府の公文書管理委員会の委員長などを歴任しました。

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