“復興のレール”三陸鉄道リアス線が開通[2019/03/23 11:45]

 東日本大震災の津波で大きな被害を受けた岩手県沿岸部を走る鉄道のうち、JR山田線だった宮古と釜石の間が8年ぶりに開通し、三陸鉄道リアス線として生まれ変わりました。

 (鶴巻幸宏記者報告)
 先ほど記念列車が出発した釜石駅です。駅の周りは朝から大勢の人が集まり、ホームには熱気が残っています。新たに誕生した三陸鉄道リアス線は総延長163キロという国内の第三セクターでは最も長い鉄道です。これまでの北リアス線と南リアス線に加え、震災後に復旧作業が進められてきた宮古ー釜石間のJR山田線が三鉄に新たに移管され、一本のレールでつながりました。沿線では駅が新たに2つ作られるなど復興のレールとして盛り上がりを見せています。
 新潟県から来た人:「すごいですね。地域住民の皆さんの努力だと思います。どちらかというと鉄道は廃止されている方向なんですけど、そんななかで地域で盛り上げて復活させるのはすごいことだなって本当に思います」
 一方で、三陸鉄道は24年連続で赤字が続いていて、今後、どう利用者を増やしていくのかが課題になっています。

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