DV相談7万7000件超で過去最多 男性被害も大幅増加[2019/03/28 10:52]

 去年1年間で全国の警察に寄せられた配偶者からの暴力、いわゆる「DV」の相談件数が7万7000件を上回り、過去最多を更新したことが分かりました。

 警察庁によりますと、去年、全国の警察が配偶者からの暴力について相談を受けた件数は、前の年より5027件増加して7万7482件でした。暴行の疑いなど刑法犯として検挙された数も675件増加して9017件と、どちらも過去最多を更新しました。被害者の約8割は女性ですが、男性の被害も2014年の5971件から大幅に増加して1万5964件に上っています。こうしたDVのうち約6割が子どもの見ている前で行われる「面前DV」で、子どもの心理的虐待にあたり、増加傾向にあることが懸念されています。

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