脳死判定の6歳未満の女児 臓器提供へ 国内12例目[2019/04/05 07:29]

 埼玉県内の病院で治療を受けていた6歳未満の女の子が脳死状態と判定され、心臓など3つの臓器が移植されることになりました。

 日本臓器移植ネットワークによりますと、6歳未満の女の子は急性脳症で治療を受けていましたが、回復が見込めないことから家族が臓器の提供を決め、3日までに脳死状態と判定されました。摘出手術は5日午前4時15分ごろに始まり、3つの臓器が東京や大阪などの病院で移植される予定です。6歳未満の脳死による臓器提供は公表されているなかで12例目です。女の子の両親は「誰にでも優しく、誰にでも笑顔を向け、元気を与えられる子でした。私たち家族の決断がどこかで命を救い、笑顔あふれる人生となるよう祈っております」とコメントしています。

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