はやぶさ2の金属弾 小惑星に撃ち込み成功[2019/04/06 05:52]

 JAXA(宇宙航空研究開発機構)の探査機「はやぶさ2」は5日、小惑星の表面に金属弾を撃ち込むことに成功しました。人工クレーターをつくる世界初の実験は順調に進んでいます。

 午前10時56分、はやぶさ2は小惑星「リュウグウ」に撃ち込む金属弾を発射する衝突装置を予定通り分離しました。衝突装置が作動したとみられる瞬間にはやぶさ2から分離したカメラで撮影した画像では、リュウグウの表面から砂のようなものが巻き上がっているのが確認できます。JAXAは、この画像でリュウグウに金属弾が撃ち込まれたことが分かったとして、今月下旬にクレーターがつくられたか確認します。
 JAXA・久保田孝准教授:「まずは人工クレーターを平成のうちにして、令和になった時にはタッチダウンをしたい」
 クレーターの状態次第で、はやぶさ2は再びリュウグウに着陸し、サンプル採取を試みます。

こちらも読まれています