熊本地震の本震から3年 犠牲者に対し各地で祈り[2019/04/16 11:52]

 熊本地震で2回目の震度7が襲った本震から16日で3年です。各地で犠牲者に対して祈りが捧げられ、土砂崩れで死亡した大和晃さんの家族も現場で花を手向けました。

 晃さんの家族は本震が起きた午前1時25分に合わせて、晃さんが亡くなった場所を訪れて花を手向けました。当時大学生だった晃さんは地震後の大規模な土砂崩れによる阿蘇大橋の崩落に巻き込まれ、約4カ月後に遺体で見つかりました。
 晃さんの父・大和卓也さん:「自分たちにとって晃という存在はずっと変わりません。同じ時間帯に同じ暗がりのなかでその時の様子を感じることがこの子にとっての供養になるのかなと」
 また、同じく本震で亡くなった片島信夫さん、利栄子さん夫妻の住宅があった場所には地元の住民が訪れて花を手向けました。熊本地震では、熊本と大分で関連死なども含めて273人が亡くなりました。

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