人工クレーター観測へ はやぶさ2が目標高度に到達[2019/04/25 11:57]

 JAXA(宇宙航空研究開発機構)の探査機「はやぶさ2」は小惑星「リュウグウ」に人工のクレーターを作ることができたかどうか実験の結果を観測するため、目標の高度に到達しました。

 はやぶさ2は5日、リュウグウに金属弾を撃ち込んで人工のクレーターを作る世界初の実験に挑戦しました。はやぶさ2はその結果を確認するため、24日午後5時前にリュウグウの上空20キロから降下を始め、25日午前11時16分に目標高度のリュウグウの上空1.7キロに到達しました。ここからリュウグウを撮影して画像を地球に送ります。リュウグウの内部には、宇宙線などで変質していない有機物や水の成分があるとみられています。実験が成功して岩石などのサンプルを採取できれば、水や生命の起源に迫ることが期待されます。

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