施設などで暮らす子ども間の性的な問題 1300人[2019/04/27 07:07]

 全国の児童養護施設などで生活する子どものうち約1300人が性暴力などの当事者になっていることが分かりました。

 厚生労働省によりますと、虐待や貧困などの理由で親と暮らせず施設や里親家庭などで生活している子どもは全国に約4万5000人います。2017年度にこうした子ども同士で性暴力など指導が必要と判断される性的な問題が起きたか2429の施設を対象に調査したところ、分かっているだけで1371人の子どもが加害者や被害者といった当事者となっていました。問題が生じた時間帯は養護施設などでは昼間から夜にかけて、里親家庭などでは下校後から夜間にかけての割合が高かったということです。厚労省は「子どもが安心して暮らせるようにする必要がある」として、調査結果を対策マニュアルの作成などに役立てたいとしています。

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