ゴールデンウィーク中など利用客の影響が大きい時期に相次いで輸送障害を起こしたとして、JR東日本が国から警告を受けていたことが分かりました。
先月28日に上越新幹線が停電により、約3時間半にわたって上下線ともに運転を見合わせました。影響は4万2000人以上に及び、東京駅は利用客であふれて混乱しました。また、2月の国公立大学の試験の日にもJR中央線が停電して運転を見合わせたため、受験生らを中心に大きな影響が出ました。国土交通省はこれらのトラブルを踏まえ、利用客の影響が大きい時期に輸送障害を相次いで起こしたとして先月29日、JR東日本へ警告文書を出したことが関係者への取材で分かりました。トラブルの原因究明に加え、輸送障害を防ぐ改善策を今月4日までに報告するよう求めたということです。JR東日本は「再発防止に全力を挙げる」としています。
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