5月初の一般参賀 熱中症対策も…2人救急搬送[2019/05/04 16:37]

 4日は6回の一般参賀で14万人以上の人が訪れたということですが、皇居内ではどんな雰囲気だったのでしょうか。

 (社会部・大山智由貴記者報告)
 日差しが強かった一般参賀から一転し、黒い雲が広がって今にも夕立ちが降りそうな空模様で、夏のような天気の変わり方です。取材中、頻繁に目にしたのは暑さのために体調不良を訴える人たちと、その対応に追われる宮内庁と皇宮警察の職員の姿でした。一般参賀は平成の30年間は冬に行われていて、5月の実施は初めてで、さらに東京は4日の最高気温が24.8度ということで、6月上旬並みだったということです。宮内庁も事前に暑さ対策を呼び掛けたり、救護要員を増やしていましたが、正午前の段階で救護テントからは人があふれていました。約100人以上が医師の診察を受けたほか、2人が救急搬送されたということです。陛下もこの状況を把握したようで、午後2時以降のお出ましでは「このように暑いなか来て頂いたことに深く感謝致します」と言葉を追加されました。最後の6回目は雨雲が広がってきたため、予定を10分早めて行われました。最後に両陛下をはじめ、皇族方が肩を寄せ合って手を振られていました。その様子を見た人のなかには「新しい時代を感じた」と、そう話す人もいました。

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