吾妻山の噴火警戒レベルを2に引き上げ 気象庁[2019/05/10 00:05]

 気象庁は山形県と福島県にまたがる吾妻山について、火山性地震が増加していることなどから噴火警戒レベルを1から2の火口周辺規制に引き上げました。

 気象庁によりますと、吾妻山では大穴火口付近の直下を震源とする火山性地震が5月5日の午後から多い状態で、8日に120回の地震を観測しました。また、9日午後5時半ごろからマグマの動きが原因とみられる山の膨張が見られました。吾妻山の専門家によりますと、火山ガスも去年から高い状態が続いているということです。観測結果を受け、気象庁は噴火警戒レベルを1から2の火口周辺規制に引き上げました。火口から約1.5キロの範囲では、小規模な噴火による噴石に警戒するよう呼び掛けています。

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