白血病新薬「キムリア」 1回3350万円 保険適用に[2019/05/15 11:52]

 医療財政への影響が懸念されるなか、高額で注目が集まった白血病の新薬「キムリア」について、1回の治療費を3350万円として保険が適用されることが決まりました。

 厚生労働省の審議会は、従来の治療法が効かなくなった白血病などに対する新薬「キムリア」について、22日付で公的な医療保険の対象とすることを認めました。キムリアは患者自身の免疫細胞に遺伝子操作を行い、がん細胞を攻撃させる新しい治療法の薬です。審議会では、1回の治療にかかる費用が3350万円と高額に設定されました。国内の対象患者は216人と見込まれていて、市場規模は72億円です。患者はこのうち一部を負担しますが、一定額を超えた分は保険でカバーされます。医療保険財政への影響が懸念されています。

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