「はやぶさ2」小惑星降下を中止 異常検知で上昇に[2019/05/16 19:50]

 JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」への降下を中止したと発表しました。何らかの異常を検知したとみられます。

 JAXAによりますと、はやぶさ2は4月につくった人工クレーター付近に着陸できるかどうかを調査するため、15日から降下を始めていました。計画では高度約10メートルまで降下し、着陸の際の目印となるターゲットマーカーも投下する予定でしたが、50メートルまで接近したところで上昇に転じました。はやぶさ2は機体自体には問題はなく、何らかの異常を検知したとみられます。はやぶさ2は6月下旬以降に着陸し、地下から噴出した物質の採取を目指していましたが、今回の降下中止によるスケジュールなどへの影響については「現時点では不明」ということです。

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