「デイタイム救急隊」 平日日中のみでも大きな力[2019/05/17 23:34]

 東京消防庁は育児や介護などを理由に休職をしていた隊員が平日の日勤時間帯に限って勤務できるようにして「デイタイム救急隊」の運用を始めました。

 17日から池袋消防署で運用が始まった「デイタイム救急隊」は、育児や介護などで24時間勤務が難しい救急隊員が平日の日勤時間帯のみ勤務する仕組みです。救急隊は4人1組で編成され、平日の午前8時半から午後5時15分までの勤務をして時短勤務も認められます。この制度は救急現場での働き方改革の一環で、隊員の職場復帰を促すのが狙いです。また、女性隊員が救護の必要な人を簡単に持ち上げることができる電動ストレッチャーも初めて導入されました。
 デイタイム救急隊・西山崇隊長:「仕事と育児の両立ができて、現場到着時間をできるだけ短くして1人でも多くの人を助けられるように頑張ります」
 東京消防庁は去年1年間の救急出動件数が81万8062件と過去最高で、不足する救急隊員の解消につながることも期待されています。

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