「はやぶさ2」 降下中断の原因は装置の誤作動[2019/05/22 21:40]
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JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」への降下を中断したのは高度を計測する装置の誤作動が原因だったと発表しました。
はやぶさ2は16日、4月に作った人工クレーター付近への着陸を検討するためにリュウグウの上空10メートルまで降下して観測などをする予定でした。しかし、50メートルまで接近したところで何らかの異常を検知し、降下を中止していました。JAXAは22日の会見で原因について、高度を計測するセンサーが実際と異なる高度を誤って検知してしまったことだったと明らかにしました。JAXAははやぶさ2の機体が正常で、誤作動が起きないよう対策も済ませていて、6月下旬以降としていた人工クレーター付近への着陸のスケジュールには変更はないとしています。