関電の3原発 大規模噴火時の安全審査へ 規制委[2019/05/29 14:24]

 原子力規制委員会は関西電力の高浜、大飯、美浜の3つの原発について、新規制基準に基づいて改めて大規模な噴火が起きた場合の安全性審査を行う方針を固めました。

 国内の火山で大規模な噴火が起きた場合、規制委は関西電力の高浜、大飯、美浜の3つの原発に降る火山灰などの厚さは10センチが妥当としていました。しかし、最大で22センチ程度になるとする新たな研究成果などから、規制委は従来より多くの火山灰が降っても3つの原発の機能が維持できるかを改めて審査する方針を固めました。ただ、緊急性はないとして稼働中の原発の停止は求めません。関電に反論する機会を与えたうえで、正式決定するということです。

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