エボラなど危険ウイルスの扱い巡り地元住民が理解[2019/05/30 18:30]

 エボラ出血熱などの発生に備えて病原体のウイルスを海外から輸入し、東京・武蔵村山市の国の施設で扱うことが決まりました。

 国立感染症研究所はエボラ出血熱など最も危険性が高いとされる5種類の「一類感染症」が海外から入ってきた場合に備え、実際の病原ウイルスを使って検査体制を強化する考えを明らかにしています。感染研は海外からウイルスを輸入し、武蔵村山市にある高度に安全管理された「BSL4」と呼ばれる施設で取り扱うとしています。これに対し、一部の地元住民からは反対する声が上がっていましたが、感染研はこれまでに13回の説明会を行い、地元から一定の理解が得られたとする結論を地元住民との協議会で取りまとめました。今後は国の手続きを経て、夏にもウイルスが輸入されるとみられます。

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