警報なく来る津波の対策をまとめる 関西電力[2019/05/30 19:00]

 関西電力は福井県の高浜原発に関し、津波警報が出されないまま到達する津波の対策を取りまとめました。

 去年12月、インドネシアで発生した津波は地震ではなく、噴火による山の崩壊で発生したもので、津波警報は発表されませんでした。これを受け、原子力規制委員会は沖合の海底の地滑りによって津波警報が出されないまま津波が発生する可能性が指摘される福井県の高浜原発について、関西電力に対策を求めていました。関電は海面が10分以内に1メートル低下した後、1メートル上昇する異常な潮位を観測した場合に緊急事態を知らせるシステムを作り、発電所の職員が直ちに防潮ゲートを閉じるなどの対策をまとめ、規制委に報告しました。今後は公開の会合でこの対策が評価されます。

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