“踏み間違い撲滅”思う町工場の発明品に注文殺到[2019/06/20 20:11]

 車の踏み間違いによる事故を防ぐある商品に注文が殺到している。アクセルを踏み込みすぎるとブレーキが作動する装置、驚きの仕組みが隠されている。

 車の販売や修理を手掛ける店に掛かってきた電話。最近は問い合わせが一日に40件から50件ほどあるという。
 「STOPペダル」を販売するパートナーズ・菊池照明社長:「もう今、3カ月くらいお待ち頂く感じで100台以上、ご注文を頂いている感じなんで」
 というくらい注文が殺到している商品というのが、後付けで踏み間違い事故を防止できる装置「STOPペダル」だ。東京・池袋。当時、87歳の男性が車を暴走させて12人が死傷。福岡市では81歳の男性の車が逆走するなどして9人が死傷。高齢ドライバーが陥りがちな心理について専門の研究機関がこんな考察を発表している。
 国際交通安全学会:「高齢者はパニックを起こすと、その時、足を乗せているアクセルペダルを逆に踏み込んでしまいやすいと考えられる」
 そこで、踏み間違いによる事故をなくしたいという思いから、町工場の男性がたった1人である装置を開発した。STOPペダルを考案した南平次社長(79)。まさに町工場のおやじさんだ。
 STOPペダルを考案したナンキ工業・南平次社長:「ブレーキだと思って間違ってガッと踏んだ時に」「(Q.アクセルを踏み込むと止まる?)そうですね。今のところ止まる装置って意外とほとんどない」
 目いっぱい踏み込むことで作動するというSTOPペダルの働きはどのようなものか。南社長、実は自動販売機の装置の整備などが本業。畑違いのペダル開発に乗り出したきっかけは、9年ほど前にテレビで踏み間違い事故の特集を見たことだったという。
 STOPペダルを考案したナンキ工業・南平次社長:「人間だから間違いは必ず起きるんですよ。間違いがどうしても起きるならば起きた後、どう対処すればいいかという考え方でこれを作っている」