うつ病などの労災申請1820件で過去最多に[2019/06/29 07:29]

 仕事が原因でうつ病などの精神疾患にかかったとして労災を申請した人が昨年度、全国で1820人に上って過去最多だったことが分かりました。

 厚生労働省によりますと、昨年度、仕事による強いストレスなどが原因で精神疾患にかかったとして労災を申請した人は全国で1820人でした。統計を取り始めてから最も多くなりました。労災が認められたのは465人で、このうち76人が自殺しています。30代と40代の女性は昨年度と比べ、86人多い459人で全体の4分の1を占めています。一方、脳や心臓の疾患で労災を申請した人で60歳以上の高齢者は28人増えて267人でした。厚労省は「女性や高年齢者の働く人の増加に伴って労災申請の数も増えたとみられる。働き方改革や安全や健康に配慮した職場環境の改善を進めていきたい」としています。

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