“古代の丸木舟”がまもなく沖縄・与那国島に到着[2019/07/09 12:17]

 日本人の祖先はどのように渡ってきたのか、3万年前の航海を再現する実験がまもなく終わりを迎えようとしています。沖縄県与那国島から報告です。

 (社会部・浦壁周平記者報告)
 今、まさに与那国島に丸木舟が到着しようとしています。5人のこぎ手が今、懸命に丸木舟をこぎ続けています。ゆっくりゆっくり島へ向かって進んでいます。手を振っている人もいます。5人は7日午後1時に台湾を出発してから約50時間かけてこの長い道のりを今、終えようとしています。浜には多くの人々が集まり、今も手を振っています。9日午前6時から舟が到着するのを待っていたのですが、島民は朝から舟が到着するのを心待ちにしていると何回も見に来る姿が印象的でした。そして今、多くの人が舟を迎えようとしています。今、舟が横を向いています。5人が一生懸命、舟をこいでいます。航海は旧石器時代、どのように日本に人が渡ってきたのかを検証する実験です。今回、得られた経験をもとにどのように人が日本列島に渡ってきたのか、それを今後、検証するということです。

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