京都・祇園の街が炎に… 創業100年の老舗も焼失[2019/07/09 19:48]

 料亭などの京町屋が並ぶ繁華街が騒然となった。京都の祇園で8日夜に起きた火災で木造の建物約600平方メートルが焼失。歴史ある通りが見るも無残な姿になっていた。

 オレンジ色の炎と真っ黒な煙が建物の2階辺りから立ち上っている。8日午後9時すぎに京都でも有数の観光スポット「祇園」の花見小路通で火災が発生。激しく炎が噴き上がる場面も。現場は避難した人や観光客らで一時、騒然となった。この火事で全焼2棟を含む合わせて5棟約620平方メートルが焼失した。
 一夜明けた現場。まだ完全に鎮火していないため時折、建物から煙が上がる状況も見受けられるなか、警察と消防は実況見分を開始。しかし、建物の倒壊の危険性があるということで9日の実況見分は中止となった。火事が起きた花見小路通は石畳の風情ある通りに木造のお茶屋や料亭などが立ち並ぶ観光スポット。被害に遭った店の中には創業約100年の老舗店もあった。
 消防によると、全焼した木造2階建ての1階にある飲食店の厨房から出火した可能性が高く、その火がダクトを通じて屋根に燃え広がった可能性があるという。警察と消防は出火原因を詳しく調べる方針だ。