東京五輪のメダルをデザインした川西純市さんが会見[2019/07/26 01:20]

 来年の東京オリンピックのメダルをデザインした川西純市さんが記者会見し、メダルに込めた「多様性と調和」の思いを語りました。

 川西純市氏:「アスリートのもちろんオリンピックで一番輝いてほしいというのもありますし、オリンピックはスポーツの祭典なんですけど、世界が集まってそれぞれの選手をたたえあって本当に頑張ってきた人たちを応援すると、称賛するという平和のイベントだと思っているので」
 大阪市のデザイナー・川西さんは25日に東京・中央区の大会組織委員会で会見し、オリンピックのメダルのデザインについて「光と輝き」「アスリートのエネルギー」「多様性と調和」の3つのコンセプトを1つにして光の輪として表現したと説明しました。また、川西さんは「決まった時は『嘘』という感じで真っ白になった」ということです。メダルは大会エンブレムの周りが立体的な渦状になっていて、光の反射でどこから見ても輝いて見えるのが特徴です。メダルは使い終えた携帯電話や小型家電などから抽出した金属から作られていて、金、銀、銅合わせて約5000個が準備されます。また、メダルのリボンの裏にはシリコンがプリントされていて、視覚に障害がある人でもメダルの種類が分かるようになっています。

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