福島第一原発解体 早ければ来月1日から着手[2019/07/26 06:05]

 東京電力は倒壊の危険がある福島第一原発1、2号機の排気筒の解体作業に早ければ来月1日にも着手することが分かりました。

 8年前の原発事故当時、1号機の格納容器の圧力上昇を抑えるため、排気筒から「ベント」と呼ばれる排気を行い、放射性物質を含む水蒸気を放出しました。周囲は現在も線量は高く、排気筒はところどころ損傷して崩壊する危険があります。5月に解体を始める予定でしたが、クレーンの高さが足りないことが分かり、着手が遅れていました。週末の試運転が成功すれば、早ければ来月1日にも着手して来年3月までに作業を終える予定です。

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