時給全国平均初の900円超え 政府「1000円目指す」[2019/07/31 12:00]

 今年度の最低賃金の目安は過去最大となる27円の引き上げとなりました。現在の方式となってから最大の上げ幅で、全国平均の時給は初めて900円を超えました。

 労働者に支払われる最低限の時給は現在、全国平均で874円です。労使の代表と専門家からなる厚生労働省の審議会は今年度の最低賃金の引き上げ幅の目安を3%の27円とするとまとめました。その結果、全国平均が初めて900円を超えて901円となりました。今後、この目安をもとに都道府県ごとに最低賃金が決められ、東京と神奈川では初めて1000円を超える見通しです。
 菅官房長官:「賃上げしやすい環境を整備することと相まって、最低賃金、より早期に全国加重平均1000円となることを目指して参りたい」
 菅長官は、中小企業や小規模事業者に思い切った支援策を講じることなどで最低賃金1000円を目指す考えを強調しました。

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