社会

2019年8月1日 14:09

昨年度の「児童虐待」約16万件 過去最多に

2019年8月1日 14:09

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 全国の児童相談所が昨年度に対応した児童虐待は約16万件で、過去最多だったことが分かりました。

 厚生労働省は昨年度、児童虐待の相談や通告を受けて、全国の児童相談所が対応した件数をまとめました。それによりますと、18歳未満の子どもが保護者から虐待を受けたとして対応したのは15万9850件で過去最多でした。統計を取り始めた1990年度から28年連続で増えています。暴言や脅しのほか、子どもの前で家族が暴力を振るうなどして心理的な虐待を加えるケースが55%を占め、続いて実際に暴力を振るう身体的虐待が25%、育児放棄が18%となっています。また、2017年度中に虐待を受けて死亡した子どもは65人でした。0歳が最も多く、なかでも生後1カ月経たずに死亡した乳児が全体の2割にあたる14人となっています。

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