折り鶴で平和を願い広島へ…都内のアンテナショップ[2019/08/06 08:16]

 広島は6日、74回目の原爆の日を迎えますが、東京都内では平和の祈りを込めた折り鶴を広島に届けようという取り組みが行われています。

 この取り組みは、東京都内にある広島県のアンテナショップ「TAU」で3日から始まったものです。店舗には1枚100円で折り紙が販売されていて、ここで作られた折り鶴は後日、広島市内へと届けられます。届け先は原爆ドームの隣にある高さ55メートルの「おりづるの壁」です。ここは来場者が平和の願いを込めて作った折り鶴を投入できるスポットで、近年は観光名所としても多くの人が訪れています。広島県のアンテナショップ「TAU」では15日まで折り紙の販売を行っていて、折り紙の売り上げは原爆ドームの保存基金などに寄付されるということです。
 一方、広島県が運営するSNS「日刊わしら」では、8月6日の広島の風景や出来事を投稿してもらおうという企画を実施します。インターネット上で「hiroshima」とアルファベットで打ち込んで「画像検索」をすると、原爆が投下された直後の写真が今も多く表示されます。県ではSNSを通じて“今の広島”の様子を国内外に発信したい考えで、「update86」のハッシュタグを付けて写真を投稿してほしいと呼び掛けています。また、今回の企画には原爆投下翌日の広島市内を撮影した写真家を祖父に持つカメラマン・岸田哲平さんも参加して6日の広島市内の様子を随時、投稿する予定です。

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