ブロック塀の対策未完了 小中学校など1万校近く[2019/08/07 06:21]

 去年6月、大阪北部で起きた地震で女子児童がブロック塀に挟まれて死亡したことを受けて行われた調査で、ブロック塀の安全対策などが完了していない小中学校が全国で約9400校あることが分かりました。

 去年6月、大阪北部で震度6弱を観測した地震で大阪府高槻市の小学校のプールのブロック塀が倒れて小学4年の女子児童(9)が死亡しました。これを受け、文部科学省は全国の小中学校などに対して学校にあるブロック塀の点検と安全対策の実施を要請していました。しかし、今年4月に調査を実施したところ、点検や安全対策が完了していない学校が全国で約9400校あることが分かりました。政府は安全対策費として去年に232億円の補正予算を計上していて、文科省は学校側にいち早い対応を促していきたいとしています。

こちらも読まれています