リチウム電池の発火事故深刻 リサイクル業者が要望[2019/08/10 07:36]

 携帯電話などに多く使われるリチウムイオン電池が間違って捨てられてリサイクル工場で火事になるケースが増えていることから、リサイクル業者の団体が捨て方のより厳しいルール作りを国に要望しました。

 リチウムイオン電池は中に燃えやすい液体が入っています。携帯電話やモバイルバッテリーなどに多く使われていますが、リサイクル業者の団体によりますと、電池の取り外しができない構造の商品が増えていて、プラスチックごみとして商品ごと捨てられるケースが増えています。昨年度、プラスチックごみが持ち込まれたリサイクル工場で火や煙が出た事故128件のうち、80件は小型の家電製品に入っているリチウムイオン電池が原因でした。9日に行われた環境省と経済産業省の有識者会議でリサイクル業界の団体は、リチウムイオン電池の捨て方についてより厳しいルール作りなどを求めました。

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