“日航機墜落”孫の世代も慰霊登山 事故から34年[2019/08/12 12:38]

 乗客乗員520人が犠牲となった日航機の墜落事故から12日で34年です。現場の群馬県上野村では遺族らが慰霊の登山をしています。

 (社会部・日置雄太記者報告)
 12日朝から約200人の遺族が家族が眠る山に入り、墓標に手を合わせていました。
 祖父を亡くした男性:「ここに来ると一番近い所に来ている思いがするので、こうして家族で来られたということがうれしいですね」
 訪れた遺族のなかには事故当時、生まれていなかった孫の世代が1歳の子どもを連れ、家族の近況を報告する様子もありました。墜落現場となった御巣鷹の尾根では、去年9月の台風24号の影響で作られていた墓標の一部が流されてしまうなどの被害がありましたが、遺族や山の管理人らが復旧作業を行い、新しい場所に墓標がたてられました。夕方には慰霊式が行われ、事故が起きた時刻に合わせて黙祷(もくとう)が捧げられます。

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