天皇陛下「深い反省の上に立って」 戦没者追悼式[2019/08/15 15:08]

 終戦の日の15日、全国戦没者追悼式が東京の日本武道館で行われ、即位後、初めての出席となった天皇陛下がお言葉を述べられました。

 天皇陛下:「先の大戦において掛け替えのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たに致します。多くの苦難に満ちた国民の歩みを思う時、誠に感慨深いものがあります」
 初めての出席となった天皇皇后両陛下をはじめ、安倍総理大臣や約5000人の遺族らが参列した追悼式では正午の時報に合わせて黙祷(もくとう)が捧げられました。戦後生まれの陛下は去年までの上皇さまのお言葉の表現の多くを引き継ぎ、「ここに過去を顧み、深い反省の上に立って再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い」「世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」と述べられました。また、宮内庁によりますと、上皇ご夫妻は吹上仙洞御所で式典の様子を見ながら黙祷されたということです。

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