“ハイパーカミオカンデ”文科省が整備方針固める[2019/08/22 06:18]

 文部科学省は、素粒子「ニュートリノ」を観測する施設「ハイパーカミオカンデ」を岐阜県内に整備する方針を固めました。

 ハイパーカミオカンデは、ノーベル賞受賞につながる成果を上げた「スーパーカミオカンデ」と比べて、10倍の精度のデータを集められるとして研究者などから建設が期待されています。計画では、岐阜県飛騨市の地下650メートルの場所に直径74メートル、深さ60メートルの巨大な水槽を造り、宇宙から来る素粒子のニュートリノを観測するということです。文科省は、来年度予算の概算要求に施設の整備用として約13億円を計上する方針を固めました。完成までには総額675億円が必要とされ、計画に参加する諸外国との費用分担が今後の課題です。

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