西之島“手つかず”の生態系 調査へ出発[2019/09/01 19:03]

 噴火で流れ出た溶岩によって拡大した小笠原諸島の西之島に向けて、1日に調査団が出発しました。人の手が加わっていない生態系を調べるということです。

 西之島は2013年からの噴火で流れ出た溶岩によって島の大きさが噴火前の約10倍に拡大しました。陸地のほとんどが新しくできたため、人の手が加わっていない生態系があると考えられています。
 川上和人調査団長:「本当に毎年、行きたい行きたいと思っていたところですから、今回、天気も良くてすごい楽しみですね」
 環境省が集めた研究者による調査団は6日間の日程で西之島に上陸し、島に住みついた生物などを調査します。微生物が島に入り込んで自然環境に影響を与えないように、調査団は島に入る前に衣類を冷凍処理するなど、細心の注意を払うということです。

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