最高裁判所の判事に林道晴氏が就任 抱負述べる[2019/09/02 23:32]

 最高裁判所の判事に就任した林道晴氏(62)が会見を開き、「事件の真相や実態に合った形での解決にチャレンジしたい」と抱負を述べました。

 先月、山崎敏光判事が定年退官したことを受け、林氏が2日付で東京高等裁判所の長官から最高裁の判事に就任しました。就任にあたり、林氏は「最高裁の判事の責任は重たいが、原点に返って職責を果たしたい。どの事件や紛争にも個性があるので真相や実態に合った形での解決を図れるようチャレンジしたい」と語りました。今後の課題については「裁判員裁判の判決を高裁が破棄することがあるが、高裁でどのように審理するべきかは議論を蓄積する必要がある」と述べました。林氏は1979年に東京大学法学部を卒業後、最高裁の経理局長や首席調査官を経て去年1月から東京高裁の長官を務めていました。

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