五輪会場の“過酷”建設現場 国際人権団体が訴え[2019/09/03 08:11]

 東京オリンピック・パラリンピックに関連する会場建設を巡り、国際人権団体は労働環境が著しく過酷であるなどとする調査結果を公表しました。

 国際人権団体「ヒューマンライツ・ナウ」は今年7月4日から先月2日にかけて6回にわたり、新国立競技場や選手村の建設現場など6カ所で現地調査を行いました。その結果、一部の現場では気温が35度に達していて、暑さ対策のための扇風機が付いた作業着を着ていない人も確認されたということです。団体側が作業員に聞き取ったところ、作業着の支給については「下請け会社ごとに違い、個人で買う人もいる」などと話したということです。団体側は「抜本的な改善に乗り出すべき」としていて、組織委員会や東京都などに対策を要請する考えです。

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