“読書通帳”で貯まる楽しさ 子どもの心を鷲づかみ[2019/09/03 19:19]

 子どもたちの本離れを止めようと、図書館である試みが始まっています。まるで銀行通帳のような、その名も「読書通帳」です。

 埼玉県春日部市にある図書館が導入したシステム。通帳には、金額ではなく本のタイトルなどが並びます。その名も読書通帳。機械に通帳を入れると借りた本の名前や貸し出し日などが銀行の預金通帳のように印字されるのです。実はこれが子どもたちに大人気。理由は読んだ本の思い出が記録されるところです。
 小説が好きな女の子(9):「(以前の履歴は)絵本とかが多いです。(自分が)進化しているなって思いました」
 なかには、読書意欲を駆り立てられる子もいるようです。
 読書通帳を初めて使った女の子(7):「通帳ってこんなに面白いんだって。最後のページまで埋めたい」
 通帳が1冊完了すると、特製の賞状としおりがもらえるそうです。遊び心たっぷりの読書通帳。導入する図書館も増えているといいます。その理由が読書離れです。
 春日部市立中央図書館・山本茂樹館長:「少子高齢化という全体の社会の流れのなかで、平成24年度(2012年度)以降、子どもの図書館利用登録が年々減っていった」
 現在、全国の自治体40カ所で採用されている読書通帳。なかには借りた本の価格と総額が記録されるものもあります。それにしてもなぜ、これほどまで子どもたちを引き付けるのでしょうか。
 読書通帳を製造、内田洋行ユビキタスライブラリー・坂東紀典部長:「(子どもにとって)通帳というのは大人の世界の憧れの一つ。たまっていく楽しさと本を読む楽しさがどんどん注目を集めてきたのかなと思っています」