山形の「特定失踪者」 遺体発見で「拉致ではない」[2019/09/07 02:31]

 拉致の可能性がある「特定失踪者」に認定されていた山形県出身の男性が遺体で見つかりました。警察は北朝鮮による拉致の可能性はなかったとしています。

 山形県酒田市出身の斎藤武さん(当時38)は1983年10月下旬、当時勤めていた横浜市の会社を退職した後に行方不明になり、民間の「特定失踪者問題調査会」が斎藤さんを北朝鮮に拉致された可能性がある特定失踪者に認定していました。警察によりますと、去年4月、日本国内で発見された遺体が斎藤さん本人だと確認されたということです。詳しい発見場所や遺体の状況などは明らかにしていませんが、遺体には犯罪に巻き込まれたような形跡はなく、拉致の可能性はなかったということです。

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