屋根はシートのみ 荒天で独居高齢者に不安募る[2019/09/16 11:52]

 激しい雨が再び降るなか、屋根が飛ばされた自宅に1人で暮らす高齢者がいます。不安と復旧の遅れへのいら立ちが募っています。

 千葉県市原市に住む小田部譲さん(79)の自宅は台風で屋根がすべて飛ばされました。電気と水道はようやく復旧し、近くの工務店の人が屋根にブルーシートを掛けてくれましたが、不安は募ります。
 小田部譲さん:「釘でトントン止まっているだけだから、風であおられて1カ所破れると次々破れるから、それが一番怖い。天井が抜けているから隙間風が皆、下に行くんですよ。この間、寒かった、朝。びっくりして、これはまずいなと」
 小田部さんは寒くなる季節に向けて屋根を修理するため、まず罹災(りさい)証明書を手に入れる考えです。ただ、申請したものの、市からは順番待ちと言われ、いつ証明書が出るのか分かりません。
 小田部譲さん:「罹災しているから助けてくれと市へ言ってもね。そんな人いっぱいいるから。いっぱい申請があるから。『どういうタイミングと順番で回ったら良いか分からない』と。『いつ行けるか分からない』と」

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