罹災証明の調査追いつかず 台風の建物被害甚大[2019/09/19 12:04]

 台風による停電と断水が続く千葉県で、住宅などへの被害はこれまでに6300棟を超えています。南房総市では職員が罹災(りさい)証明書の発行のため、住宅の調査に追われています。

 罹災証明書は被災した住宅などの被害の度合いを市町村が証明するもので、保険金や融資の申請に必要とされています。南房総市では申請のあった住宅すべてを職員が訪問して壁の傷などを確認しています。市には18日までに2100件を超える申請が来ていますが、現地調査ができたのは270件にとどまっています。
 南房総市市民生活部・岡本祐輝さん:「回れる件数も限られているので、人手は足りない状況」
 千葉県によりますと、県内ではこれまでに6300棟を超える住宅などの被害が報告されていますが、館山市など被害状況を把握できていない自治体もあり、被害は大幅に拡大するとみられています。

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