線虫使ったがん検査、実用化へ 早期発見が可能に[2019/10/01 20:10]

 日本人の死因1位のがんの判定に小さな生物を使う検査が実用化されます。

 検査に使うのは尿一滴だけです。九州大学の元助教が率いる企業が開発した検査方法は、線虫ががん患者の尿に集まる性質を利用したものです。現時点で大腸や胃などにできた15種類のがんをステージ0や1といった早い段階で見つけることができるとされます。検知率は90%に迫る高い精度で苦痛もなく、検査費用は1万円弱で済みます。検査は来年1月から提携企業の検診などで始まる予定です。

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