箱根山の噴火警戒レベルを2から1に引き下げ 気象庁[2019/10/07 10:50]

 気象庁は7日午前、箱根山の噴火警戒レベルを火口周辺規制の「2」から約5カ月ぶりに「1」に引き下げました。

 箱根山では火山性地震が減少し、今年5月の地震活動活発化の前の状態になっています。また、山の膨張を示す観測データの動きが8月下旬から鈍くなり、現在はほぼ停滞しています。気象庁は大涌谷周辺の想定火口域では噴火の可能性が低くなったと判断し、箱根山の噴火警戒レベルをこれまでの「火口周辺規制」の2から「活火山であることに留意」の1に引き下げました。1になるのは5月19日以来、約5カ月ぶりです。箱根町と神奈川県などは現在、立ち入りが規制されている大涌谷周辺について解除の検討を始めましたが、当面は規制が続きます。

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