ノーベル化学賞に吉野彰・旭化成名誉フェロー[2019/10/09 18:58]

 今年のノーベル化学賞に旭化成名誉フェローの吉野彰氏(71)が選ばれました。

 吉野氏は現在広く使われている「リチウムイオン電池」の開発に携わり、マイナスの電極に炭素を使うことで安全性が高くなることを発見しました。リチウムイオン電池は小型・軽量化が可能で、繰り返しの充電にも強いことから、それまで小型電池の主流だったニッケル水素電池からの切り替えが一気に加速しました。スマートフォンやパソコンなど携帯型電子機器のほか、電気自動車やハイブリッド車など私たちの身の回りで広く利用されています。今回、吉野氏が選ばれたことで、日本のノーベル賞受賞者は去年の京都大学・本庶佑特別教授に続いて27人となります。

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